ランクマでたまに当たるビッグブラザー軸が予想以上にキツイ。
こんにちわ。2月26日の公式放送でタオシン特集をやるらしいので楽しみであります。
- はじめに
今回のタオシンは1984年というSF小説をベースにしていると考えます。
刊行は1949年なので当時としては近未来(SF)ですね。
あくまでもベースなので現状類似点は少ないのであしからず。
今回はこの1984年の解説も挟みつつ新弾タオシンについて触れていきたいと思います。
-
A3までのタオシン
学問は文化学と機械工学で、
文化学はドラゴンや機械を用いない人間(戦士など)
機械工学は機械とその機械に携わる人間(技師や銃を用いる兵士など、)
という構成になっていました。
ソルバでダンダマイト蘇生からの王龍はいまだにタオシンの核と言えますね。
-
B1からのタオシン
機械工学が超軍事帝国ウラシオン、文化学が竜人族や反体制派となっております。
シロカブトやスライムガールが機械工学なのはウラシオンが造った魔物なのか、単に敵側というくくりでそちらになったかは判別できません。
傾向としては機械工学が相手にターンを与え、ビッグブラザーで与えたターン分回収するターン操作、
文化学が自傷によってアドバンテージを得ていくライフマネジメントとなっており、どちらもGCの依存度がかなり高めのデッキタイプとなっております。
-
小説1984年について
細かいところを書くと本当に長くなるので省略しますが、
1984年とは、ジョージ・オーウェルの小説で、ディストピア系の金字塔と呼ばれるほどの作品です。狂四郎2030やパワポケを始め、様々なディストピア系作品はこれの影響を受けています。
物語の舞台は三つの超大国オセアニア、ユーラシア、イースタシアに別れており、恒久的な(八百長による)戦争をしているのです。
今回のウラシオンという国名はおそらく、ユーラシアから来てるのではないでしょうか?(1984年の舞台はオセアニアですが)
タオシンとの類似点
- 反勢力を掲げる男女が物語の主体である。
1984年は主人公ウィンストンとヒロインジュリアが反体制勢力に加担します(ほとんど私欲ですが)
-
超軍事国家の指導者の名が『ビッグブラザー』である。
元ネタの方はテレスクリーンという映像媒体で演説を毎日流しています。
ウォーブレの方もまた、同じことをしているようです。(公式ツイートより)
また、どちらも実物のビッグブラザーを見た者はいないというところも一緒ですね。
また、元ネタでは極度の相互監視社会であり、他人やテレスクリーンの前で反勢力的な発言やビッグブラザーを貶す発言ができません。
ウォーブレ側ではこの役目をリトルブラザーズ(末端兵士)が担っています。(公式ツイートより)
ウラシオン陣営の効果について
先に書いたように、1984年では八百長による恒久的戦争が行われております。
ビッグブラザー勢力の効果は、相手に追加ターンを与えるというものです。
これは相手にターンを渡す分、こちらもターンをくださいねという八百長と見ても良いのではないでしょうか?(ウラシオンの設定はともかく元ネタ再現として)
終わりに
今回は以上となります。
1984年自体、最近の某大統領批判の材料として使われて記憶に新しいことかと思います。
もしよろしければこれを機に元ネタを読んで見てはいかがでしょうか?陰惨な描写が多く、かなり長いためお手軽とは言えませんが。
次回はマグナの背景を書きたいと考えております。
今回もお読みいただき誠にありがとうございます。
もし1984年に興味がございましたらこちらからでも購入できます。