生執の思考球体

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生執のおすすめ漫画  衝撃すぎるラストは必見!!! 「ザ・ムーン」!

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はじめに

今回はジョージ秋山の「ザ・ムーン」(全四巻)を紹介したいとおもいます。

ジョージ秋山といえば社会問題や差別などのかなりエグいところを切り込んでくる漫画が多く、

主人公が貧困ゆえに金の魔力にとりつかれる「銭ゲバや、

色々と表現的に問題があってある県では有害図書に指定された「アシュラ」などがありますね。

 

また、「ザ・ムーン」は鬼頭莫宏「ぼくらの」のある種ベースになっている漫画といえ、

「ぼくらの」の初期時点で登場人物の一人がそのことを示唆していました。(ザ・ムーンの最後をネタバレしつつ)

 

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「ザ・ムーン」てどんな漫画なの?

単純にいえば「ロボットもの」なのですが、老人の人権問題や水爆などの社会問題を取り上げていたり、人の欲、煩悩のえげつなさを書いていたりと、

少年誌連載にしてはかなり重めの漫画といえます。

 

作者はそういった社会問題などをサブテーマに据えることが多く、

銭ゲバ」では公害に対しての訴訟なども触れていました。

 

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簡単なストーリー説明

 

一部ものすごく乱暴に省略しますが、

ある日、仲の良い子供達9人組は大富豪の「魔魔男爵」に導かれ森にある石柱へ向かいます。

 

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 その石柱は実はロボット「ザ・ムーン」の格納庫だったのです。

 「魔魔男爵」は九人の子供達に「ザ・ムーン」をプレゼントしたのでした。

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「ザ・ムーン」は選ばれた子供達九人の力を合わせれば動きます。

 これは物語の根幹となるギミックなので後に説明します。

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 子供達は「ザ・ムーン」を使い様々な組織と戦い、成長をしていきます。

 

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「ここがおもしろポイント!」

 

九人が揃わないと「ザ・ムーン」はうごいてくれない!

九人の力を合わせて動くと先述しましたが、

これは「九人いないと起動しない」という意味です。

 

  • 九人の意思が一つになる必要がある
  • 九人の「意思の脳波」が「ザ・ムーン」に届く範囲でないといけない
  • 欠員が出た場合は絶対に起動しない

という重い制約があるんですね。

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それゆえに敵サイドは「ザ・ムーン」を起動させないために

仲間割れをさせる離間策をとったり、

子供達をバラバラにしたり、殺しにきます。

 

また、子供ゆえに恐怖から逃げ出したり、色恋沙汰ですれ違ったりとかなりヤキモキする感じがいいんですね。

 

 

『日本を救うよりも自分の命を選ぶ「ズコウ」誰でも命は惜しいものです 』

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衝撃すぎるラスト

ここでは敢えて画像は添付しませんが(まあ検索すれば一発です)、

ラストシーン があまりにも衝撃的すぎるんですね。

四巻ゆえに打ち切りなのかもしれませんが、あまりにも無情な終わり方をします。

小説家の「ロマンロラン」の名言を残して終わるのです。

 

ある種「人間の肥大化したエゴ」を端的に表したメッセージかもしれませんが、

読んでいて色々とショックを受けました。

 

ラストシーンの後味の悪さは「銭ゲバ」に匹敵しますね・・・

 

終わりに

今回は以上となります。 

全四巻とサクッと読めるので気が向いたら是非お読みください。

ラストがラストゆえにあまり読後感はよくないかもしれませんが・・・

 

今回もお読みいただき、誠にありがとうございます。