生執の思考球体

漫画、ゲーム、日々脳内に巡る言葉などをブチまけるブログです。http://twitter.com/imomushiotoko

生執のおすすめ漫画! 『四丁目の夕日』 その2 閲覧、ネタバレ注意

前回はこちら

www.seisyu-work.com

 

 

 

はじめに

今回は前回紹介した「四丁目の夕日」の続きを書いていきます。

全てまでは書きませんが、物語の進行や、作者の主張について書いていく予定です。

 

前回からの続き

 

恋人である恭子に対して冷たく出るたけし。 

f:id:seisyuu:20180829143254j:plain

 

傷ついた恭子はたけしの元から去っていきます。 

f:id:seisyuu:20180828221214j:plain

 恭子を追おうとしたたけし、追いつこうと夢中になり、暴走族の飲み物をこぼしてしまう。

 f:id:seisyuu:20180829143446j:plain

ついには暴走族の集団に捕まり暴行を加えられます。

 

f:id:seisyuu:20180829143452j:plain

それと同時にさらわれた恭子、絶体絶命のピンチですね。

 

f:id:seisyuu:20180829143455j:plain

 

そこに偶然車で通りかかった立花。

恭子を金の力で救い、たけしもなんとか助かりました。

 

f:id:seisyuu:20180829144256j:plain

たけしの全身にあまりに卑猥なことを書かれていたためこのコマくらいしか貼れません。

 

f:id:seisyuu:20180829144258j:plain

 

最悪の連鎖

 

立花に送られて家に帰ったら人だかりと救急車が。

母であるマス江は、家庭用焼却炉に缶を入れてしまいそれが爆発、全身やけどを負ってしまいます。

f:id:seisyuu:20180829144829j:plain

 

f:id:seisyuu:20180829144832j:plain

不幸が連鎖して起こります。

 

f:id:seisyuu:20180829144253j:plain

 

 やけどは表皮の30%まで及び生きているのが奇跡だと言えるレベル。

過失による事故であるため保険はまず期待できません。

 

f:id:seisyuu:20180829145210j:plain絶対的な窮地に陥り、治療費、たけしの進学費用などで首が回らないはずですが、

父は諦めません。

 

f:id:seisyuu:20180829145415j:plain

たけしを一流の大学にやるのが両親の夢だったのです。

病院からの帰り道、父はたけしに夢を託します。

 

f:id:seisyuu:20180829145422j:plain

 家族一丸となって受験の応援をする。

妹達が家事を分担してくれます。

 

f:id:seisyuu:20180829145420j:plain

借金もかさみ、様々な費用が必要なため、父は文字通り三倍の労働を始めます。

単純に労働時間を三倍にしたのです。

 

f:id:seisyuu:20180829145417j:plain

 

毎日の激務の過労がたたり、印刷機に全身を巻き込まれて死んでしまうのでした。

 

f:id:seisyuu:20180829150312j:plain

バラバラ死体をなんとかつなぎ合わせて棺に入れられる父。

 

f:id:seisyuu:20180829150447j:plain

葬式の途中、サラ金の取り立てがきてしまいます。

f:id:seisyuu:20180829150636j:plain

親戚も最初は非常識と避難しますが、結局は誰一人金銭面のサポートをしてくれず見ないふり。

たけしはボコボコにのされ、絶望ばかりが募ります。

 

f:id:seisyuu:20180829150638j:plain

 

その後、たけしは進学を諦め、たった一人の従業員の三平くんと家業をなんとかしようと奮闘します。

f:id:seisyuu:20180829151404j:plain

 しかし、結果は散々、サラ金業者の働きかけもあって仕事はこず、ついに破産してしまいます。

 家もなにもかも失い、兄弟とともに安アパートに住むことになり、たけしは金属加工場の仕事をはじめるのでした。

f:id:seisyuu:20180829151127j:plain

 

 一貫したメッセージ

 ストーリー自体は中盤なのですが、まずはここまでとさせていただきます。

全てを語ってはこれを期に読むという方にもつまらないですからね。

 

ここで、この漫画のメッセージについて書いていきます。

 

世の中には2種類の人間がいる

いつの間にか立花とくっついた恭子。

立花は「世の中は2種類の人間がいる」という持論を語ります。

その二種類とは、「奉仕される人」と「奉仕する人」です。

f:id:seisyuu:20180829151130j:plain

 その二種の人間は種類を行き来することが難しく、階級が固定されているとのこと。

資本主義の歪みのことを言っているのですね。

 

f:id:seisyuu:20180829151133j:plain

 この漫画においてその二種類に分別するなら、誰が奉仕する側で、誰が奉仕される側でしょうか?

 

する側は、たけしの家族であり、恭子であり、財のない人間で、

される側は立花や、サラ金業者などでしょうか?

 

する側のたけしの家族は金の無いだけでなく、財を成すという部分にも疎く、 単純に時間=対価の考えしかできません。

対して資産のある人間は株式投資や金貸しなどの不労所得がメインなんですね。(立花家は財閥なので、資産運用はしているはずです。)

 

ヒエラルキーの低い人間は金融リテラシーが低く、清貧を美徳としてごまかしているうちに、周りの金持ちに食われていく。

 

そういった背景を陰惨で過激、差別的で直接的に表現している漫画と言えます。

 

終わりに

今回で「四丁目の夕日」の紹介を終わらせていただきます。

続きが気になるという方はKindleでの販売をしているので是非買ってみてください。

予想できない、なんとも言えないオチに衝撃を受けること請け合いです。

 

今回もお読みいただき、誠にありがとうございます。